江蘇省・無錫市の中級人民法院はこのほど、米コーヒーチェーン大手スターバックス関連の消費者公益訴訟で、偽物を販売した企業に対し、消費者への公開謝罪と売上額の3倍に当たる2172万元(1元は約18円)の損害賠償の支払いを命じる判決を下した。
2018年2月、無錫市の市場監督管理当局と警察が連携して調べたところによると、食品の生産・販売を手掛ける「双善食品公司」は、仕入れたインスタントコーヒーが米コーヒーチェーン大手スターバックスの偽物であることを知りながら、江蘇や浙江を含む全国18省の取引先50数店舗に販売し、売上高は700万元を超えた。無錫市新呉区人民法院は2019年、「双善食品公司」の実質的支配者の二人に対して、登録商標冒用商品販売の罪でそれぞれ5年と4年6ヶ月の実刑判決を言い渡した。
刑事判決が発効した後、江蘇省消費者権益保護委員会は公益訴訟を提起し、懲罰的損害賠償を求めた。無錫市中級人民法院は原告の訴えを支持し、偽物を販売した「双善食品公司」に対し、「懲罰的賠償」として売上高の3倍に当たる2172万元の支払いなどを命じる判決を下した。
出所:中国打撃侵権工作網
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