デンマークに本拠を置くバイオ技術企業のノボネシス(Novonesis)社は、産業用酵素の世界トップメーカーであるノボザイムズと、乳酸菌スターターの大手クリスチャンハンセンが合併して設立された。同社は、生物製造業界で革新的な成果を積み重ね、知的財産権 の管理体系と保護戦略を確立している。
1970年代から中国市場に進出しているノボネシスは、北京に設置された研究開発センターを通じて、外資系バイオ技術企業として比較的早期に中国での研究開発を開始した。現在、同社は中国の6つの都市において、研究開発から生産、供給チェーンに至るまでの一貫した産業構造と工業システムを確立している。
ノボネシス中国知的財産権部門の責任者である張艶氏は、「当社は研究開発を推進する企業として、売上の約10%を研究開発に再投資している。また、発明者に対する報酬制度を設け、革新を奨励している。現在、数百件の登録商標と9900件の有効な特許を保有している」と語った。
30年以上にわたり中国市場での活動を深めてきたノボネシスは、生体高分子分野の特許審査基準の向上に向けて、中国政府の関連部署と協力している。また、同社の「耐熱性グルコアミラーゼ」を巡る特許無効事件は、「中国裁判所十大知的財産権典型事件」に選ばれた。
出所:国家知識産権局Wechat公式アカウント
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